M's Note

九星気学でみる一年

2023年癸卯 四緑木星について

2023年は 「 癸卯」(みずのとう) 四緑木星です。
干支暦を用いる東洋の占いでは、1年は二十四節気の2月立春 〜2024年節分までで、
 2023年の立春は2月4日です。
 
【2023年の干支と九星気学での年回りについて】
「 癸(みずのと)」は、
水の陰性、雨のような小さい粒が集まり大地を潤す恵みの水、季節は冬です。
甲から始まる十干の最後で、10年の締めくくりとなる転換と
次の新しい十年の飛躍に向けた布石を打っていく年です。
字のもつ意味は、転換する、はかるがあり、
おもいつきでやるのではなく筋道を立てて計画し、処理するという意味のようです。
 
「 卯(う)」は、
木の陰性で季節は春3月、方角は東。
冒(おかす)、茆(かや)や薄(すすき)などの茂みを表しているそうです。
また象形の「門を開くの形」から、未開の地を開発・開墾していく必要性を示しているそうです。
 
それらが組み合わされた「癸卯(みずのとう)」は、
水の陰が木の陰を助けて生かす関係にあり、庭に咲く植栽や草花のイメージです。
計画的にお手入れをすれば素晴らしい庭になりますが、
ほおっておくと収拾がつかなことになってしまいます。
道理のある原則をベースに計画を立てて春の陽気の衝動を正しく伸ばしつつ、
大事なものを掴み取っていくことが力となりそうです。
 
九星気学での四緑木星は、
自然象意は「風」、
貿易や旅行など移動、物を遠くまで運ぶという意から船舶や鉄道、航空機なども表します。
また「整う」という意味があり、結婚・契約、法案や案件の成立、信用や繁栄、流動的、
また解散や迷い、八方美人、利己主義、ワンマンなどを象徴する星です。
 
また2023年は大きな節目の年といえます。
「三元九運説」と呼ばれる暦では180年を大きな時代として区切り、
20年で1つの区切りとする見方があります。
2023年は第八運で“変化”の象意をもつ八白土星の最後の年であり、
十干においても最後の年となります。
 
そして2024年2月(立春)から次の第九運(九紫火星)に移り、
新たな10年のサイクルが始まる「甲の年」を迎えます。
 
【どんな年になりそう?】
冬の寒さは残りつつも春到来といった感じでしょうか。
春の陽気の勢いが成長をぐぐっと押し上げてくれそうです。
こつこつと準備してきたモノやコトが少しづつ勢いをもって開放され実っていきそうです。
旅行など人の移動に関することが活気づきそうなので自由と解放感が得られそうです。
また、さまざまな業界のめざましい進化や刷新を知って驚くことがあるでしょう。
周囲で決まり事(法やルールなど)が「整う」ようなことが増えるかもしれません。
 
【開運ポイント】
次の新たなサイクルを迎えるためにも「ぜひ整えたい一年」です。
今までの経験や知識を活かせつつ、2,3割くらい今までと違うものをいれてみる。
まったく異なることではないので、すぐに結果は出ないかもしれないですが、
少し長期的な先をみた次の一手となる挑戦や計画が大事になってくると思います。
また小さくても自分自身の目標を設定し、こつこつと向き合っていくことができれば、
自信にもなりきっと心身ともに「整う」一年になっていくはずです。
また、周囲の人との信頼関係を大事にすることが飛躍できるポイントです。
 
注意したいことは、「言葉」に慎重になることです。
2023年は三碧木星暗剣殺がつくため、いつもより注意したいポイントとなります。
嘘がうまく混在した話やニュースが、メディアやSNSなどでから自然に入ってきてしまいます。
できる限りそのまま受け取るのではなく、発信源を確認したり、異なる視点から見てみるなど、
騙されたり悲しい思いをしないように気を付けてほしいです。
・何か整えてみる
・毎日実行できそうなことをやってみる
・買い物の仕方を変えてみる
・楽しいことと思うことを味わう
・睡眠をしっかりとる
・いいと思ったルールを提案してみる
・モノゴトとキモチをちょっと離す
・わくわくする夢を誰かと大喜利する
・笑う
 
【過去のふりかえり】
1603年(420年前)
徳川家康征夷大将軍に任じられ、江戸に幕府を開く。
1903年(120年前)
日露戦争前年
1963年(60年前)
・日本初の高速道路「名神高速道路」開通。
東京オリンピック前年(戦後の高度成長期)
・日本で最初の原子力発電が成功。
ケネディ米大統領テキサス州ダラスで暗殺される。
以上が癸卯の年に起きた史実です。
1963年は、高度経済成長時代の入り口で、ここから日本は先進国の仲間入りに向って推進し始めたのかと感じます。
国や経済・政治の話となると難しいですが、自分は将来どこへ向かって行きたいかを考えて、
方向付けをしていけたらなと思います。
 
【経済など】
卯の相場格言は「卯(うさぎ)は跳ねる」といわれるそうですが、
癸は、おもいつきでやるのではなく筋道を立てて計画し、処理する必要があるので慎重さが大事そうですね。
また2023年は、金銭を担う西の方位に「歳破」が付くので、金銭に関する事は調査と管理を徹底するした方が良さそうです。
しかも、西の兌宮には大金を回す六白金星が入るので、高額の取引や購入に関しては約束事や契約書などを理解した上で行うことが大事です。
 
充実した良い年になりますように!
 
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