M's Note

九星気学でみる一年

2021年について

2021年は 「辛丑」(かのとうし)、六白金星です。
立春が1年の始まりです。
今年は37年ぶりに2月3日となり、節分は立春の前日なので今年の節分は2日となります。
 
現代は国立天文台の観測による「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」を立春としていて、
今年の立春の瞬間は2月3日23時59分になるそうです。
 
【2021年の干支と本命星について】
「辛丑」(かのとうし)」の「辛(かのと)」は、金の陰性で宝石や加工された金属を表します。
また、新にも通じ、草木が枯れて新しくなろうとしている状態を意味するそうです。 (『史記』の律書)
貴金属、小刀・剃刀、辛いの象意も表しています。
 
「丑」は、寒い冬の湿った土の陰性を表します。いわゆる「丑三つ時」で、まだまだ暗い深夜です。
また、「丑」は紐(ひも)の意とされ、束ねる、統率する、結ぶといった意味があり、種子から出た芽が、さまざまな方向へ芽吹いて紐状に絡まり伸びてさまを表しています。(『漢書律暦志』) 
 
「辛丑」(かのとうし)」は、冬の湿った大地に宝石が眠っているというイメージです。
宝石(辛)が輝くためには、泥を水で洗い流し光を当てる必要があります。
今年は混沌とする世の中であってもその宝石を守り、その美しさを信じる年かなと思います。
 
九星気学で六白金星は「金性の星」です。
天・太陽を意味し、磨けば貴石となる可能性があるため最高の資質・潜在性が示唆されます。
主なキーワードは、目上、各国のトップ、金融、政治、事業、援助、人脈・友人関係、神社仏閣、高層、高級住宅地、金銀、指輪、通貨、鉱石、果物、肺、コンピューターなどです。
 
【どんな年になりそう?】
昨年は新型コロナウイルスパンデミックによって世界中が急変を余儀なくされた年になりましたね。
今年は発展性のある新たな次の時代へシフトチェンジする転換点となりそうです。
今までを精算し新しくなろうとする力と変化への戸惑いや拒絶反応があるので、一気にすべて解決したり急速的な発展は難しく、ゆっくりした進捗となります。
 
例えば、リモートワークやインターネットの活用など新しいやり方が広がっていきます。
それらに伴い設備や教育、ルールなどの改正がさらに進むでしょう。
SNSや動画配信などを活用して才能が開花する新しい文化や価値観の広がりもあります。
いわゆる推し活層もますます多様で多彩な楽しみ方がうまれそうです。
 
また、慣例や前例という習慣的なものも変わっていくことで、今までつながることがあまりなかった層と層がつながることで寛容さやニュートラルなスタンスなど、新しい価値観が広がりそうです。
なにか自分にもできることはないかを考え探しだす人が増え、クラウドファンディングや慈善活動などがますます注目されるでしょう。
パーソナルなキモチで始まったことが感謝を通じて交流され、より自然な形で新たなネットワークとなりそうです。
新型コロナウイルスが落ち着いてくると、家族や友人、仲間、社会的組織など分断されたつながりが、より良い形で再びつなぎ直す動きが始まります。
 
【開運ポイント】
昨年の強力な変化をどのくらい受け入れられたでしょうか?
あまりにも急激だったので大変なことも多々あったのではないでしょうか。
働き方や生活の仕方が変化し、前提が変わったことで考え方や方向性など変わったこともあるのではないでしょうか。
改めてどう生きていくのか、どう働くのか、何を選び何を捨てるのかなど考えさせられました。
変化することは痛みを伴いますが、後で振り返った時に良き方向へいくように進んでほしいです。
 
不安やストレスでメンタル疲労がたまりやすくなるので、まずは自分にあったキモチの切替え方法をみつけてなるべく早めにマメに自分を癒したり充電するようにしてくだい。
意識的にマメに深呼吸する、お風呂に入る、ぐっすり眠るなどなどなんでも良いと思います。
 
新型コロナウイルスが急速に収束するとは考えにくく、人と会う機会は少なく、人との繋がり方が大きく変化しました。
信頼できる家族や友人、仲間などの存在のありがたさを改めて感じた人は多かったのではないでしょうか。
一方、苦手な人やネガティブな言葉を投げてくる人とも少し距離ができてホッとしたこともあったかもしれません。
今年はこのままフェイドアウトできる良い機会にしてください。
また、自分に合う環境を求めて動くようにしてください。
環境を整理して、備えるのに向いた時期となります。
 
今年は専門性や長所を伸ばすのに良き年ですので、知識や経験を深めたり、自分ができそうなことをいろいろと試したりしてください。
将来、自分の選択肢が増えると嬉しいですよね。
自分の意思に反して少なくならないようにしてほしいです。
 
・リフレッシュ法をみつける:深呼吸おすすめ。
・感謝する
・何か好きなことを始める
・助けを求める
・自分を労る
・なにか専門的なことを深く知る
・短くても一人の時間をつくる
・誰かを応援する。いる人は推し活
 
【過去のふりかえり】
120年前(1901年)
・新世紀である20世紀の始まり
・官営八幡製鉄所操業開始(日本の重工業発展の要)
日本女子大学校が創立
60年前(1961年)
ジョン・F・ケネディが史上最年少でアメリカの大統領に就任。
・池田内閣の「所得倍増計画」始動
・ 小児麻痺流行でワクチン投与  
革新、始め、転換期ともとれるかなと思います。
 
同じ辛年の東日本大震災から10年です。
また、阪神・淡路大震災は同じ六白金星年でした。
 
改めて、備えや復興する力、助け合いの大切さを思い出します。
今年もちょっとシンドイ年になるかもしれませんが、誰もどうなるかわかならない未知の不安に対して、批判ではなく応援や助け合いで乗り越えていけたらいいと思います。
 
【経済など】
牛は古くから酪農や農業で人間を助けてくれた大切な動物だったそうです。
大変な農作業を最後まで手伝ってくれる働きぶりから、丑年は「我慢(耐える)」「これから発展する前触れ(芽が出る)」というような年になるといわれています。
3年間冬の水気グループ「亥・子・丑」の最後の年ですので最後の基礎固めの時でしょう。
先の「丑」の象意の“結ぶ”から、何かに決着をつけるという意味につながるかもしれません。
 
 
 
今年の各星はコチラからどうぞ