M's Note

九星気学でみる一年

2022年壬寅 五黄土星について

2022年は 「壬寅」(みずのえとら)五黄土星です。
干支暦を用いる東洋の占いでは、二十四節気の「立春」を1年の始まりとしていて、
今年は2月4日が立春です。
 
【2022年の干支と九星気学での年回りについて】
「壬(みずのえ)」は、水の陽性で大河や海のような水、季節は冬です。
厳しい冬の土の中で暖かくなるのを待ち、蓄え備えています。
象形からは、はらむ(次第に膨らんでいく様子;妊娠など)、
まかせる(責任を担う;任命など)の意味があるそうです。
 
「寅」は、木の陽性で季節は春、新しい命の誕生や発芽を意味し、
ぐんぐん成長する強さがあります。
象形からは、諸説あるようですが、誓う、慎む、協力する、助けるといった意味があり、
物事を進めていくためには手を取り合って助け合う必要を示しているそうです。
 
「壬(みずのえ)」と「寅」を組合せた「壬寅(みずのえとら)」は、
水の陽が木の陽を生じて助ける関係にあり、
フキノトウや梅のように寒さの中にあっても実は春が芽吹いているイメージです。
この変革期に“任せる”世代交代と“協力する”受け取りが大事になってくるとおもいます。
 
九星気学では、五黄土星の年となります。
五黄土星は、他の八つの星が八方位にあるその中央に位置し、大地や地球を表しています。
「土」の気を強くもっているので万物をはぐくむ反面、
腐敗消滅させてしまうこともある両極端な作用が五黄土星の大きな特徴です。
「破壊と再生」の星ともいわれます。
他に、中心、腐敗、戦争、中毒、天変地異、社長、中心人物などの意味があります。
 
9年ごとに星がひと回りするのですが、
一区切りとしてこれまで9年の運気がリセットされ、次の9年のスタートの年ともいわれます。
そして、今年は本来の定位置に戻るので、暗剣殺と五黄殺(悪い方角)は無くなります。
マイナスの作用がなくなるので、推進力が強まり安定して誰もが力を発揮しやすくなりそうです。
ただ、五黄土星は強い星なので良きも悪しきも強く表れるでしょう。
表面化した問題や心配事などは自然に解消することはないので、
来年(2023年)以降に飛躍するためにも意識的に解決する必要がありそうです。
 
かなり長期的な話になりますが、暦では180年を大きな時代として区切り、
20年で1つの区切りとする見方があります。
「三元九運説」と呼ばれているのですが、2022年は第八運で“変化”の象意をもつ八白土星の運気をもちます。
それが2024年2月(立春)から次の第九運(九紫火星)に移ります。
立春からいきなり変わる訳ではなく前後の影響を受けながら変化していくので、
こういった運気の影響もあるとおもいます。
 
新しい価値観やシステム、ツールがどんどん進化しています。
時代は少しづつ確実に変化しているので興味のあることや楽しめそうなことは
柔軟にどんどん取り込んでみてはいかがでしょうか。
 
【どんな年になりそう?】
五黄土星の作用によるリセット&スタートを感じることが多々あるでしょう。
 
それが良いことかそうでないかはわかりませんが、
このコロナ禍で変わったことが、少し新しい価値観をプラスしてまた戻ってくる動きなど、わかりやすく表面化することがあるかもしれません。
 
ウイズコロナやアフターコロナに向けた新たな価値観やライフスタイルが生まれています。
「壬」がそんな動きを担うインフルエンサーやリーダーを生み、
「寅」がそれらに共感し協力する人たちの集まりによって新たな波をつくるでしょう。
 
中でもデジタル系の分野においては、すでに eスポーツや芸術作品のデジタル化であるデジタルアートやNFT(非代替性トークン)、金融関係や電子マネーなどすでにどんどん新しいサービスがうまれています。
2022年はWeb3(ウェブスリー)元年といわれているそうです。
ちょっとまだよくわかりませんが、新しい発想の“所有(Own)”により、さらに多元化していくということ??みたいです(スイマセン…)
5Gホームルータが発売されたり、wifiの規格がどんどん進化したりでメタバースなど、よりインターネットの世界とつながりやすくなっていくんでしょうね。
 
【開運ポイント】
昨年はどうでしたか?
前向きに自分を癒やすキモチの切替え方法は見つけられましたか?
今年もまずは自分を大事にして、しっかり睡眠&栄養を摂ってくださいね。
 
人間関係において、今年は任せる側、または協力する側に立つことがあると思います。
目的を共有して、意識的に相手を信じて尊重する、気持ちよく接する、
つないでいくことで“はらむ”(壬)=発展につながっていきます。
 
物事が新しく進んでいくときは失敗や不運なこと、
また自分勝手な人や理解不足の人もいるでしょうから、
ほんのちょっとしたことでマイナスの感情が生まれてギクシャクすることがあると思います。
 
でも、相手に親切にしてもらうと自分もそうしたくなるように、
今年は自分が先にキモチよく人と接するくらいのキモチが好転を呼びます。
無理せずカラダとキモチの余裕があるときは意識してみてください。
 
さらに、新しい価値観が広がっているので、
今まで解決に至らなかった問題や心配事を別の視点でみることで解消するかもしれません。
当然だと思っていたことを見直し、早めに問題解決に取り組むことが大事です。
先延ばしにすると五黄象意の「腐敗」が生じて、手間がかかってさらに大変な事案が発生するかもしれません。
 
今年は自分らしく動きやすいので、
・今まで我慢していたことやってみる
・着たことがない色や洋服にトライする
・自分ができる協力をする
・挨拶をする
・腸内環境と口内環境の見直し
・こっそり自分に自信がつくようなことをやってみる
・事後解決より予防、予測、準備
・睡眠、食事、運動(今年に限らないですが…)
 
【過去のふりかえり】
180年前(1842年)
天保の改革贅沢禁止令が失脚(江戸文化の華やかさが戻ってきた)
120年前(1902年)
伊豆鳥島が大噴火
1962年
・東京都の常住人口が一千万人を突破(世界初の一千万都市に)
アメリカ初の宇宙船による有人地球周回飛行
・三宅島で火山噴火
首都高速道路最初の供用区間(京橋~芝浦間の四.五キロメートルが開通)
キューバ危機(核戦争回避)
以上が壬寅の年に起きた史実です。
新しい時代が始まり、ピンチから脱出した起点となる年にも見えます。
 
【経済など】
今年はいわゆる“五黄の寅年”といわれ、最強金運の年といわれます。
一般的に寅は十二支の中でも強い金運をもつといわれますが、
寅の相場格言では「寅千里を走る」といわれ、実は圧倒的に負け越しだそうです。
日経平均株価は1950年(昭和25年)以降の平均騰落率が+1.8%と、十二支中10位(四季報ONLINEより)
今までの常識が通用せず、新しい常識が始まる年になりそうなので、
大荒れの海をお金と気持ちの余裕をもって楽しむのが良いのかもしれないですね。
 
充実した良い年になりますように!
 
では、各星の今年の運気はコチラからどうぞ☆