M's Note

九星気学でみる一年

2019年について

2019年は、己亥(つちのとい)・八白土星(はっぱくどせい)の年です。
立春(節分)が一年の始まりで、今年は2月4日12:14が節入りとなります。
す  
【どんな年になりそう?】
さまざまなシーンで変化のある年になりそうです。
 
今年は上が下よりも強い年なので、
内部での上下関係が難しくなりそうです。
 
逆に、横のつながりは結構良好です。
家族や家庭、大事な友だちや仲間のつながりなど、
自分の居場所をぜひ大切にしてください。
 
変化が多いときは、
環境や周囲の人からの影響を受けやすいので、
心のよりどころや大切なもの、
また自分の強みなどが支えになります。
 
自分の核は何か、どんなことなら自分の核としてやっていけるのかを
見つめ直す良い時期になると思います。
 
今年は5月の改元天皇退位と新天皇の即位)や10月の消費税増税など、
さまざまな影響を広く与えるような社会的決定事項があります。
星回りからみても時代の変わり目となる節目の年といえます。
 
今の環境は合っていますか?
押さえつけられるところではなく、
評価されるところを探してみてください。
すぐにはみつからないかもしれませんが、
今年はチャンスが突然やってくる感じです。
いざ、“コレだ!!” とやってきた時に、
しっかりつかめるように意識しているだけでも全然違うと思います。
 
デマや詐欺行為もますます増えそうです。
そのために本質や本物を見抜けるように、
情報収集をしたり信頼できる人がいると安心ですね。
 
【2019年の干支と本命星】
己(つちのと)は、「陰土」で「田園・平地・農地で五穀豊穣」を意味します。
糸がかたまった様を表す象形文字で、
糸のもつれを伸ばし”紀律を正す”「紀」を表すそうです。
また「己」は「おのれ」を意味しますので、「己を正す」気持ちや
伝統・紀律を重んじることが幸運を運んでくれそうです。
 
亥は、陰水で11月、冬のはじまりです。
「閡・核(とざす)」を意味し、
植物の生命力が固い種になって内部に閉じ込もり、
今にも起爆しそうな状態を表します。
 
それらを組合せた己亥(つちのとい)は、
天干の己(つちのと)である大地の下に、
地支の亥の激しい水の流れがあるようなイメージで、
地面が水や泥で柔らかくなって、足元が不安定な状態です。
土と水は土剋水で上のもの(天干)が下のもの(地支)を剋する組合せとなります。
 
己(つちのと)は、リラックスした快適な雰囲気をもっています。
母性的で何もかも受け入れる清濁併せ持つ性質です。
それが亥と組合せた己亥(つちのとい)になることで、
良くも悪くもはっきりしない、決め手に欠けるゆるい雰囲気が
主に組織や集団の中で強くなりそうです。
また一方で、亥の非常に強い直進的なエネルギーが働くと、
思った以上の個人的成果や活躍につながりそうです。
 
八白土星の象意は「山」、方位は、「北東」です。
「北東」は「艮・丑寅(ごん・うしとら)」の方位となり、
「静止、停止」の象意を持ちます。
陰から陽に変化するときであり、
「終わりであり、始まりでもある」境目になるところです。
季節は1月から2月。
その他象意は、
「変化、継承、貯める、改革、身内(親戚・知人・同業者・家族)」です。
 
【過去のふりかえり】
前回の己亥の1959年をみてみますと、
・前年から始まった岩戸景気中。高度経済成長の時代。
今上天皇と正田美智子さんが御成婚。
・安保や労働問題、公害訴訟、デモも多かった。
伊勢湾台風により死者5,041人、被害家屋57万戸という明治以後最大の台風被害。
小澤征爾氏が世界的なブザンソン国際指揮者コンクールで初優勝。
ミス・ユニバース世界大会で児島明子さんが優勝。
 
亥年は過去に自然災害や記憶に残るような出来事がありました。
・1923年 関東大震災
・1983年 日本海中部地震、三宅島噴火、東京ディズニーランド開園、ファミコン発売
・2007年新潟県中越沖地震、猛暑、サブプライム問題からリーマンショックへ、初代iPhone発売
 
こうしてみると、不穏と不安定さ、混沌とした年になりそうですね…。
ただ横のつながりや個人の持つ突発的なパワーが炸裂している印象です。
 
【経済など】
株式相場に関する格言で、「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌笑い、
亥固まる、子は繁栄、丑つまずき、寅千里を走り、卯跳ねる」といわれているそうです。
「亥固まる」とは、相場が小幅な値動きにとどまることを意味し、
世界経済はピークアウトから収縮に向かう可能性があるともいえそうです。
 
また、今年から3年間冬の水気グループ「亥・子・丑」に突入し、
経済を活性化する楽観主義の火の五行がなくなり、しばらく停滞、減速しそうです。
水は万物の命の源であり、「智」を意味します。
冬は冷えて固まる時期で、次の春に向けてエネルギーを溜め込んでいきます。
全体的には、“貯め込む=経済が鈍る”ですが、個々人は意識的に蓄えていきたい時期ですね。
この「智」の時間が問題を解決していく力になればいいと思ってます。
 
そんな亥年に業績が良さそうな産業は、木と土の五行に関連するものです。
木は、環境、ファッション、メディア、本、教育、植物・花で、
土は、不動産、保険、ハイテクなどです。
 
【開運ポイント】
自分の居場所、拠り所、強みなど、
自分にとって良いと思える判断や自分の直感が信じられるように、
遮るものを取り除くことで次が見えてくる年となるでしょう。
いつか将来役に立つかもとか、使えるかもと思いつつ溜めているものや
使っていないものを処分してすっきしすることが良い運気にのるポイントです。
 
例えば、
・家電やメディアを新しくする(効率が良くなるものに変える)
・買い物や家事・炊事などの見直し(負担になってることを減らせないか見直す)
・使っていないクレジットカードやポイントカードの解約
・使ってないアプリやソフトの削除
・紙袋や包装紙、空箱などの処分
・ケータイや保険などの契約内容の見直し
・アドレス(大事な人を大事にする)
 
【おまけ;巳のみなさまへ】
亥年に最も大きな影響を受けそうなのは、
生まれた年・月・日・時間に「巳」を持っている人です。
(気になる人はぜひ調べてみてください。)
 
亥と巳は正反対の組み合わせで「対冲」とよばれます。
「対冲」は急激にぶつかる、離れる、壊れるなど凶とされていますが、
思い切った変化が起こりやすいと捉えるといいのかなと思います。
 
中でも引っ越しやオフィスの移動、転職、旅行など必要な変化はよいと思います。
粘着質であきらめの悪い傾向が強い巳の人たちにとっては、
これを機にすでに発展性のなくなってしまったものを手放したり、
“脱皮する”のにとても良いチャンスだとおもいます。
でも、スピード運転やリスクあるスポーツはなるべく避けた方が良いかも。
 
 
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